新宿情報ビジネス専門学校 2006年学園祭ルポ

新宿情報ビジネス専門学校学園祭が11月23日に開催された。毎年この学園祭のメインイベントとして注目されているスピーチコンテストは、今年で20回を迎え、日本人学生・留学生の計9人が熱弁を振るった。
 このコンテストは一年生から選抜された学生によるもので、昨今の世相を反映して「いじめ」「地球温暖化」「ゲームセンター」などの話題や、留学生からは「ファッション」「故郷での思いで」「留学の苦労話」など、多彩なテーマが提起された。いずれも話術・内容ともに高いレベルで、審査員の阿部一猛先生(書家)からは、「甲乙つけ難く、採点にはとれも苦労した。」との意見が出た。また、各人の意見と個性がよく出たスピーチの数々は、「物事を違う角度から見つめ直す良い機会にもなる。」という講評も得た。
 審査の結果、渡辺健さんと何晶晶さんが優秀賞として表彰された。「過去とこれから」という演題でスピーチした渡辺さんは、友人との関係から自分の希望する進路までを述べ、将来に体する決意の強さを感じさせた。また、「父の背中」の何さんは、故郷中国のお父さんのやさしさと厳しさに体する思いを馳せ、会場の涙を誘った。努力賞には三浦美紀さん「当たり前のこと」とアーリン ナバロさん「ファッションの楽しみ」が受賞。優秀賞と努力賞にはタテと副賞が、参加者全員に参加賞が送られた。
 コンテストの後は、昼食休憩時間とし、模擬店や学生作品展などへ聴衆を誘導。13時に再び301教室で、審査結果の発表。審査員である阿部一猛先生の講話と書のデモンストレーション、落語家の橘家二三蔵師匠の小噺などを聴き、ゲームなども楽しみながら、若人の歓声は夕暮れまで続いた。
 なお、102教室では、CGデザインやWebデザインの学生制作展。202教室では、学校創立27年の歩みを当時の学校パンフレットで再現。1回~19回のスピーチコンテスト優勝者の原稿も展示し、当時の世相と対比させたディスプレイは見事であった。
 このスピーチコンテストが学生のプレゼンテーション能力の向上と国際理解の推進を図る為の実践活動の場として育ちつつあることに、学校関係者は期待と喜びを感じているようだ。
第20回校内スピーチコンテスト参加者集合写真